2009年2月11日水曜日

(276)日本財団 ユニークな支援

(2009年2月11日)
  先日(2月7日)のテレビで、サイクロン後のビルマ被災地の様子が放映されていた。その中に、日本財団がビルマ政府と共同で被災地に医薬品(伝統薬)を箱に詰めて各村に常備する「置き薬」事業が始まり、その記念式典の光景が映し出されていた。いわゆる「富山の薬売り」のビルマ版である。最初は被災地重点であるが、今後3年間で全国各地の7千の村に配布するという。ミャンマーでは医療施設が近くにない村が多く、病人が出ても治療を受けにくい。このため薬草を調合して作った複数の薬を詰めて配布し、初期治療を迅速にできるようにする。日本財団は日本国内でも多くの福祉事業などを支援しており、ミンガラ日本語教室も過去4年間支援していただいた財団である。今回の事業がビルマ政府との共同実施である点が気になるが、このように困っているビルマ庶民に直接届く支援には拍手を贈っていいのでは。

4 件のコメント:

  1. 心温まる良い事業ですな。
    予想通りに、ビルマの方々も喜んでくれますでしょう!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    在日ビルマ人の間では、この種の支援もしてくれるなという声が起こるかと思います。
    本来、軍事政権が行うべき事業なので、軍事政権の延命や武器購入につながるという理由です。
    私は、多少軍事政権側に利益が行っても、それよりは庶民の健康のほうが大切だと思いますがいかがでしょうか。(N)

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  3. 戦車ツマです

    日本の大衆薬で助かる命があるなら
    ありがたい事業ですよね。

    在日ビルマ人の気持ちもわかりますが

    子どもが苦しんでいるのに
    飲ませる薬がなかったら
    親はどんなに切ないことか・・・

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  4. 戦車ツマさん
    そうですね。日本財団の目の付け所がとてもいいと思います。
    私の家でも、子供のころ「富山の置き薬」がありました。
    僻地の子供たちが、この置き薬で助かるといいですね。

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