2015年2月22日日曜日

(2476)札束払いの国ミャンマー 銀行不信 口座所持「1~2割」

  2月22日の朝日より。標記の見出しのほか「買い物・取引・給料・・・現金で決済」、「経済活動に足かせ」などが並ぶ。ヤンゴンの大手銀行には毎日大量の現金が持ち込まれては引き出される。不動産や車の購入、ビジネスの多くが、現金を直接受け渡すためだ。多くの人は自宅の金庫やタンスに現金を積んでいる。背景には2003年に起きた取り付け騒ぎがある、当時銀行数行が営業を停止し、国民の間に銀行不信が広がった。国外での送金も難しく、そこで暗躍するのが「フンディ」と呼ばれる地下送金業者だ。一方、日系企業でも、給料日には事務部門が総出で現金の袋詰めを行うが、経営者は「非能率」と嘆く。銀行に預金が集まらなければ、融資も抑えられ、国内の経済も沈滞する。経済成長をしていくために、国民が意識を改革出来るかがカギとなる。

2 件のコメント:

  1. 現金決済とは、誠に不便ですな。
    早く正常化が実現しますように…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    ミャンマーでは、上記のような取り付け騒ぎのほか、しばしば高額紙幣の使用禁止などがあり、銀行を信じていません。まず国民教育から始めなければ・・・という段階です。

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