2014年4月25日金曜日

(2173)ミャンマーの試練 歴史家タンミンウーさん

  4月25日の朝日新聞「オピニオン欄(インタビュー)」より。副見出しに「世界とどう調和、孤立してきた歴史、鎖国望む心理今も」、「民主化進めるため新たな世論や政党生まれてほしい」。タンミンウー氏は66年米国生まれ、国連勤務などを経て10年に帰国、歴史家、大統領諮問評議会員。元国連事務総長ウータン氏の孫。「08年憲法は軍政の退場に道を付けた、軍政は集団指導体制との見方もあったが結局はタンシュエ1人の支配だった(彼は現在政策決定にかかわっていない)、そしてテインセイン大統領の決断」、「少数民族との停戦は、国の将来がかかる政治対話の入り口で、今後天然資源の利益の配分など長い道のりがある」、「選挙前の憲法改正は無理だろう、ミャンマーなりの優先順位もある」。この他、数多くの示唆に富む発言が掲載されていて注目。

2 件のコメント:

  1. さすが中々の卓見。「選挙前の憲法改正は無理」とは、誠に残念。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    「選挙前の憲法改正は無理」というのは、ミャンマー政府高官として初めての発言でしょう。これでスーチーさんの大統領就任は無理となり、軍事政権は続き、NLDも弱体化するでしょう。

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