2012年7月15日日曜日

(1524)読了112冊目:「ビルマ独立への道」

  副題は「バモオ博士とアウンサン将軍」、著者は根本敬(上智大学教授)、2012年4月・彩流社発行、209頁、1800円+税、なおこの書籍は、「15歳からの伝記で知るアジアの近現代史シリーズの第2巻に該当。プロローグ(時代背景)、第1部バモオ博士(ビルマ初の博士が歩んだ苦難の道)、第2部アウンサン将軍(32歳で散った悲劇の英雄)、第3部(戦後のビルマと日本)、さらにアウンサンスーチーの思想、エピローグと続く。この本は中高生向きとあるが、やさしくきれいな日本語で書かれており、読みやすい。著者の得意な「抵抗と協力のはざま」(拙著「ミャンマー関連書籍101冊紹介・あらすじ集」のA-3参考)によって、それぞれの人物、歴史が「抵抗」と「協力」の両面から解析されており、よく理解できる。民政ビルマ、いまこそ日本との歴史を振り返る時だ。

2 件のコメント:

  1. 我々の軍国時代と異なり、現代の少年少女は幸福ですな。
    こういう良書をよく読んで、教養を高めてほしい。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    本書は高校生向けであるが、私にはとても分かりやすかった。ということは私の頭脳は高校生クラス? 多分その程度だろう。(N)

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