2012年7月7日土曜日

(1516)読了110冊目:「移民・難民の病を防ぐ」

  著者は港町診療所の山村淳平先生、2012年6月発行、注文先はCTIC(カトリック東京国際センター)、前半が日本語版で71頁、後半が英語版で73頁、英語版は裏表紙から読むように工夫されている。定価がまた面白い。日本語版の最初の頁に頒価500円と印刷してあるが、英語版には記載がない。移民・難民には無料でもよいという趣旨と聞く。内容は、第1章:あなたも医療相談の支援を、第2章:移民・難民の病、第3章:次世代に健康をつなぐとある。著者は長年にわたり難民への面会(診療)活動を続けており、私も牛久の入管ではしばしばお目にかかる機会があり、その都度感動を受けていた。面会を受けた難民らもその後一様に感謝の言葉を述べていた。本書はそれらの活動をもとにしたものであり、前作「壁の涙」、「難民への旅」と共にお勧めしたい。

2 件のコメント:

  1. 山村先生は、いいライフワークを見付けられましたな。
    これかも、尽力・貢献してほしい…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    山村先生のライフワークは素晴らしいと思います。その積み重ねが今回の出版につながったと思います。(N)

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