2013年5月6日月曜日

(1819)読了151冊目:「アウンサンスーチーはミャンマーを救えるか」

  山口洋一(元駐ミャンマー大使)・寺井融共(ジャーナリスト)共著、2012年7月・マガジンハウス発行、236頁、1300円+税。目次(概要)をみると、第1章:嘘で固めたミャンマー報道、第2章:スーチー氏はミャンマーを救えるのか、第3章:ミャンマーは欧米よりはるかに自由と平等の国だった、第4章:21世紀最大のビジネスチャンス到来、第5章:ミャンマーに日本がすべきこと、と並ぶ。各項目を2人の著者が交互に記載するという変わった手法で書いている。我々は軍事政権を批判するが、それはマスコミが正しい報道をしないからで、著者の立場からすると、軍事政権もよい政治をしてきたと言いたいようだ。このような前提があるので、読み進めるうちに、おや、おやと考えさせられる項目がいくつも出てくる。随所にユニークな発想が飛び出してくるので面白く読める。

2 件のコメント:

  1. 「随所にユニークな発想が飛び出てくる」とは、面白かったでしょう。
    第1章、第2章は特に関心が高いでしょうな。

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  2. K.A.さん
    山口さんは軍事政権はいい政府だったのに、マスコミが間違った報道を重ねたと言ってます。
    駐ミャンマー大使という要職にあった方なので、マスコミに対し丁寧な説明をすればよかったのでは?

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