2013年5月25日土曜日

(1838)読了156冊目:「新ビルマからの手紙1997~1998/2011」

  アウンサンスーチー著、土佐桂子・永井浩訳、2012年3月・毎日新聞社発行、205頁、1500円+税。スーチー氏が最初の自宅軟禁から解放された95年11月から96年11月までの手紙はすでに前書で紹介したが、これはそのあと97年1月から98年6月までの手紙と、2011年1月から12月までの手紙を紹介している。多忙な政治活動の合間に書かれた軍政批判と思われる手紙が、軍政の厳しい監視の目を通り抜けて、毎日新聞紙上を通して、われわれ日本人に送られてきたのだ。英文も世界各国に発信されていた。前後3回に及ぶ自宅軟禁にもめげず、常に優雅な筆致で「手紙」を送り続けていた。ミャンマーは2011年3月からテインセイン大統領の時代となり、一挙に民主化路線を走り出した。今年4月にはスーチーさんが来日、体は細いが堂々としていた。

2 件のコメント:

  1. 精力的に活動し、素晴らしいスーチーさんも、間もなく68歳。
    健康が心配だけど、あと5年は頑張ってほしいですな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね。特に後継者育成が大切だと思います。

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