2010年7月24日土曜日

(803)理解しにくい USDAとUSDP

(2010年7月24日)
  ビルマの人口は一説によると5900万人、そのうちUSDA(連邦団結発展協会、俗称チャンプッ)の会員は2400万人という。そのUSDAはこのたびの選挙を前にしてUSDP(連邦連帯開発党)に組織を変えたという。とすると党員2400万人もの一大政党が出現したことになる。こんなことって有り得るのか。たまたま7月23日のヒューマン・ライツ・ウオッチからも私と同じような疑問が発せられていた。例えば、「軍政による統治の未来像の台本が臆面もなく書き進められている」という。ビルマ軍政は1993年にUSDAを創設し、社会福祉団体として登録したものの、1993年のディベーイン事件の張本人であり、97年のいわゆるサフラン革命事件でも僧侶に暴行を加えたグループとされている。10月といわれる総選挙の結果は既に明らかであり、USDPは反対勢力と思われる他党に対しことごとく排除するであろう。

2 件のコメント:

  1. 「誠に残念!」としか言いようがないですな。
    「耐えがたきを耐え…」、いつまで続くのかしら?
    K.A.

    返信削除
  2. k.a.さん
    ビルマ軍政は20年前から、国民にアメとムチで2400万人という壮大な大政翼賛組織を築き上げ、それがUSDA、さらにUSDPに変わりました。民主主義体制では考えられません。

    返信削除