2010年7月18日日曜日

(797)難民認定 6ヶ月で結論

(2010年7月18日)
  おととい(16日)の産経新聞に、「難民認定、6ヶ月で結論」の見出しが躍っていた。遅まきながら一つの朗報であろう。法務省は難民の法的地位を早期に安定させるために、来年3月末までに難民認定審査に期限を設け、最長6ヶ月とする方針を発表した。今年1~6月に審査を終えた案件の平均審査期間は約13ヶ月で、半減以上の大幅短縮になる。法務省は審査期間の短縮に向けUNHCRとも連携し、申請者の出身国などに関する情報収集態勢の強化や、難民調査官の研修充実などの準備を進める。また、今月から3カ月おきに平均審査期間を同省HPに掲載する。難民認定の申請は、19年は816人だったが、ミャンマー難民の増加などで21年は1388人。申請者の急増に伴い審査期間が長期化しているという(以上概要)。このような方針転換は望ましいが同時に無期限の収容についてもぜひ改善してほしい。

2 件のコメント:

  1. 難民認定業務が着実に改善されている様子、これも関係者ご一同の努力の結果ですな。
    今後とも改善されることを期待しましょう。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    すごく遅いけど一歩前進です。ついでに収容期間は2ヶ月以内と決めてほしい。難民申請者を6ヶ月も収容する(自由を束縛する)のは人権問題だと思います。(N)

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