2010年7月30日金曜日

(809)国賓待遇は日本でもインドでも

(2010年7月30日)
  7月28日の朝日新聞はビルマ軍事政権トップのタンシュエ国家平和発展評議会議長を国賓として厚遇している。同議長は25日から5日間の予定でインドを訪問しており、年内に予定されている総選挙にインドからお墨付きを得られれば訪問は大成功である。また、インド企業はミャンマー沖のガス田開発に多額の投資をしている。ビルマに対しては既に中国がインド洋からの補給ルート確保を目指して軍政に急接近しており、危機感を抱いたインドが軍政との関係改善へ舵を切っている。国際人権連盟は「人権問題を省みずに軍政と係るのは世界最大の民主主義国としてふさわしくない」と批判(以上概要)。日本でも某国の某女史を国賓待遇で招待したが、その成果たるや中国やインドとは月とすっぽん、日本の政治力は明らかに落ち込んでいる。日本政府は、対ビルマ政策をどのようにして活性化しようとしているのか。

2 件のコメント:

  1. 我が国の政界の現状は、お粗末そのもの。全く嘆かわしい。
    救世主が現れないかな?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    空白の10年、20年が、どんどん延びてますね。我々の時代はいいけれど、子どもや孫の時代が心配。(N)

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