(2010年5月1日)
(717)では、軍政トップのタンシュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長が、テインセイン首相ら23人の閣僚に軍からの退役を命じたことを述べた。軍籍離脱後、閣僚ポストも辞任し、選挙活動を本格化させる見通し。すでに25組織が政党登録申請を済ませているが、このたび軍政の翼賛組織「連邦団結発展協会(USDA)」が政党登録を申請、党首は26日に軍籍を離れたテインセイン首相で、多くの閣僚を含む27人が党員登録を済ませた。政党名は「連邦団結発展党(USDP)」。USDAは戦時中の日本の翼賛組織「隣組」と似ており、会員数は2千数百万人と言われる巨大グループ、スーチー氏がディベイン遊説中にこの組織に襲われたとの情報もある。国民民主連盟(NLD)がいち早く選挙不参加を決めたのもこの巨大組織の存在を意識したためかも知れない。おそらく90%以上の得票で軍政側が勝つだろう。
軍政側の得票予想、90%以上とは全くの驚きですな。
返信削除今となっては、「総選挙がどのように行われ、それがどのような結果になるか」を、静観するしかないのかな…?
K.A.
k.a.さん
返信削除実はまだ変動要因があります。それは各地の少数民族の抵抗です。この抵抗が強ければ、軍事政権も安閑としてはいられません。
ビルマ族対少数民族の争いとなり、長期戦になる可能性は残されています。(N)