2010年5月26日水曜日

(745)引き続きハンスト問題に

(2010年5月26日)
  昨日に引き続き入管におけるハンスト問題を取り上げたい。3月の西日本入国管理センターでのハンストに続き、5月には東日本入国管理センターでもハンストが起こり、私のように毎週入管を訪問してる者にとっては気になる問題だ。5月18日には全国難民弁護団連絡会議から千葉法務大臣らに出された声明のポイントを紹介する。・・・・難民認定申請者は原則として収容すべきではない。本来身体拘束は必要な場合に限ってなされるべきであり、特に難民認定申請者については、出身国で迫害を受けてきた可能性、迫害に基づく心的外傷が収容によって悪化する可能性、難民としての立証活動が阻害されることなどを考慮すれば、特に収容を避けるべき理由がある。仮に収容する必要がある場合でも長期または不定期な収容はするべきではなく、また、女性、未成年者に対する特別な配慮が必要である・・・・と指摘。

2 件のコメント:

  1. 弁護団連絡会議の声明は、なかなか立派で感心するけれど、「今まで正式の声明とか要請はされていなかったのかな?」などと思うけど…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    難民申請者の中で、ビルマ人だけがきわめて有利な条件を得ているのは、ビルマ難民弁護団が活発に運動したためと思います。今後は全国弁護団に拡大されたので、期待して良いのでは。(N)

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