2014年3月28日金曜日

(2145)ラーパイ・センローさん(64)

  3月25日の朝日ひと欄より。ミャンマー最大のNGOを創設し、少数民族を支援するLahpai Seng Rawさん。仏教徒のビルマ族が過半を占めるミャンマーで、キリスト教徒のカチン族女性として、少数者の地位や生活向上、平和構築を目指す運動の先頭に立ってきた。1997年、軍政下のヤンゴンに「メッタ(慈悲)開発財団」を設立、国軍との戦闘を逃れた避難民や、国境の難民らの支援を始め、60万人が恩恵を受けた。昨年、アジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞を受賞。反政府ゲリラ組織と協力する一方、軍政とも渡り合ってきた。多くの国際社会はこの国の変化を称賛するが、「紛争は終わっていない。国民の4割近い少数民族の問題解決が、民主化の核心という認識が必要」とも。軍政下で制定された憲法を改正できるかが国の将来を決める試金石だ。

2 件のコメント:

  1. 素晴らしい女性ですな。
    スーチーさんも頼れるのでは…?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    同感、憲法改正はぜひ実現してほしい。

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