2013年11月12日火曜日

(2009)ある北朝鮮テロリストの軌跡

  11月7日、朝日新聞デジタル版(特派員レポート)より。最近「アウンサン テロリスト カン・ミンチョル」という本が韓国で出版された。カン・ミンチョルは1983年ラングーンで起きた北朝鮮による全斗煥韓国大統領の暗殺未遂事件の実行犯の1人、直後に捕えられ、2008年にミャンマーで獄死した。カンはテロリストには違いないが、南北の厳しい対立の中で、国家の命令で運命を狂わされた犠牲者でもある。著者は羅鐘一氏(元国家安全企画部次長、元駐日大使)はカンとの面会を要請、カンは最初は心を開かなかったが、次第に打ち解けた。事件の3週間前に3人でラングーンに潜入、全大統領が訪れるアウンサン廟に爆弾を仕掛け、閣僚を含む韓国人17人と、4人のミャンマー人が死亡した。しかし、南北両政府ともカンに対して冷たく、カンの一生は翻弄された。

2 件のコメント:

  1. 全く政治上の犠牲者ですな。将来、評価され直すこともないでしょうな…?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    その通りだと思います。もし捕まらずに帰国していたら、北朝鮮の「英雄」だったかもしれませんが。

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