2012年12月26日水曜日

(1688)ミャンマー北部 10万人避難

  12月26日の朝日、標記の見出しのほか「政府と戦闘続くカチン族」、「国際支援なく食料・薬不足」、「守られぬ停戦指示」、「〈民族のため〉志願兵増」。ライザ村近くのプンルムラン避難民キャンプは、現在1614人が暮らす。仮設住宅は竹を編んだ壁と床に防水シートをかぶせた簡素な造り、定期的に配給されるのは米と塩、それに時々配られる食用油だけ、KIOによると自派支配地域に30か所以上の避難キャンプがあり、6万5千人が、政府支配地域には3万5千人が避難生活を強いられている。94年に再度停戦協定が結ばれ、カチン州(人口120万人)の多くの地域でKIOの実効支配が認められた。しかし昨年6月、政府軍が発砲し戦闘状態に。KIOの軍事組織KIAには数千人の兵がおり、現在も志願兵を教育中。彼らは「民族のために頑張るしかない」という。

2 件のコメント:

  1. 大へん悲惨な状態!
    国連による早急な停戦協定はできないのかな?
    K.A.

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  2. K.A.さん
    いま、私はビルマ戦記をいろいろ読んでおり、ライザでの攻防戦の激しさも知った。約70年前の戦争と今回の内戦、ライザ住民は何を考えているのだろうか。

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