2012年5月1日火曜日

(1449)社説:ミャンマー支援 民主化を促してこそ

  昨日は、ミャンマーの民主化について、アジア総局長が、今日は社説だ。ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムのメコン流域国に、日本は来年度から3年間で約6千億円の途上国援助(ODA)などに乗り出す。中でもミャンマーへの円借款3千億円を段階的に放棄し、25年ぶりに供与を再開する。だが実施に当たっては、二つの注文がある。一つは強権的な政府の体制温存に手を貸すような援助にしてはならないということ。今も国会議員の8割は軍人や軍出身者だ。このため日本政府は債権放棄のうち1700億円分は今後1年間のミャンマー政府の改革努力を見て決めるという。その際第三者機関の判断が必要だ。もう一つは過去の検証で貸し手責任をきっちり問うべきだ。「民主化なくして援助なし」という姿勢を日本政府は堅持しなければならない。

2 件のコメント:

  1. 「民主化なくして援助なし」という姿勢は、本当に重要なことですな。
    関係する政治家は、肝に銘じていると思うけど…。
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    今後1年間のミャンマー政府の改革努力を見るとあり、これも大事ですが、3年後の総選挙を意識して、「3年間」も入れてほしいです。(N)

    返信削除