2013年4月1日月曜日

(1784)ミャンマーの難民たらい回し、日本が打開を

  4月1日の朝日「風」欄。木造の漁船に130人のロヒンギャ男性を載せて1月10日にラカイン州を出港、2月19日にスリランカ海軍が発見したときの生存者は僅か33人、救出された人はコロンボの入管施設に収容された。昨年6月と10月、ラカイン族とロヒンギャ族の民族衝突が起こり、住民同士が襲撃や放火を繰り返し、170人以上が殺され、10万人が避難民となった。今年に入り船で脱出したロヒンギャ住民は7千人、タイ、マレーシア、インドネシアに向かった。しかしミャンマー政府の対応は鈍い。初の外遊先に東南アジアを選んだ安倍首相は、基本的人権尊重などを外交の原則にうたうが、次は行動だ。日本の代名詞「NATO」(有言不実行)を返上するためにも(以上)。例の第三国定住もできない日本には到底無理、今度も「NATO」という恥の上塗りだ。

2 件のコメント:

  1. 「まず、ASEANが対処すべき」と思うけど、どうして動かないのかしら?
    K.A.

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  2. K.A.さん
    アセアンの憲章は国内問題にはノータッチの原則があり、今回の件もミャンマーの国内問題とみています。ただ、イスラム国としては、インドネシア、マレーシアなどがあり、同宗教という観点で、一部受け入れているようですが、アセアンとしては動けません。10万人、20万人という難民を受け入れる国はないでしょう。

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