2012年9月2日日曜日

(1573)スーチーさん ビルマからの手紙⑥

  タイトルは「フランス土産『旧友』メグレ警視」、「『一見、平凡』の価値」。6月にフランスを訪問した時、ォランド大統領から作家ジョルジュ・シムノンの全集27巻が贈られた。タイと欧州の歴訪で、知り合った警備担当者たちがとても感じが良かった。長い一日の終わりに警察官の物語を読むのは最高の楽しみだ。議会に毎日出席していると、学生の頃に戻ったような気がする。議員たちが審議の終わる午後4時を待ちわびる様子を見ると、「4時」という曲を思い出す。4時から会議、陳情、書類チェックを続けていると10時になる。就寝前の読書に充てられる時間は45分程度、メグレ警視の話はすでに第2巻に進んでいる。彼の魅力は一見もっとも平凡で退屈に見えるものから発せられるからこそ価値がある。メグレ警視はこの先もずっと大切な旧友であり続けるだろう。

2 件のコメント:

  1. 多忙のなか、毎晩就寝前に読書しているとは、さすがスーチーさん。
    お体に気を付けて頑張ってください。
    K.A.

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  2. k.A.さん
    この「ビルマからの手紙」は、外遊で忙しいため6月、7月はお休みでした。
    その外遊のお土産について さらりと書いてあります。頭のいい人ですね。(N)

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