2012年9月15日土曜日

(1586)ロヒンギャ族1人を難民認定、東京高裁

  9月12日の朝日デジタル版によると、ミャンマーから日本に逃れてきたイスラム系少数民族「ロヒンギャ族」の男性17人が、国に難民認定を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は12日、このうち1人を難民と認めた。大竹たかし裁判長は「政治的に迫害を受ける恐れがある」と判断。難民と認めなかった国の処分を取り消した。判決は、ロヒンギャ族がミャンマーで強制労働などの差別を受けていると指摘したが、残る16人については「迫害の恐れがない」と述べた。原告側の弁護士は、判決が「原告にはミャンマー国籍がある」と述べた点を問題視。「ミャンマー政府はロヒンギャ族を国民として認めていないのに、国民と断言したのは初めて。実態を分かっていない」と批判した(以上概要)。ロヒンギャ族の国籍をミャンマー国とした判例は、他にもあったと思うが。

2 件のコメント:

  1. ロヒンギャ族の人にとっても、裁判官の判断が正しいことをハッキリさせてほしいでしょうな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    ロヒンギャ族の人はそう思いますが、それ以外の民族は日本裁判所をたたくでしょう。
    スーチーさんでも何も言えない状態です。しばらく時間がかかりそうです。(N)

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