2012年3月27日火曜日

(1414)バルーチャウン発電所へのODA再開問題

  ビルマ情報ネットワークの情報によれば、メコンウオッチがバルーチャウン水力発電所へのODA供与再開に関し、3月21日、日本政府(玄葉外相他)に要請書を提出した。理由は、ダム、発電所、送電線などの一連の施設は、シャン州南部、カヤー州、カレン州にまたがり、各地の少数民族武装勢力が自治権などを求めて武装闘争を続け、ビルマ国軍によって3700の村落が破壊された。このような状況から、「第一期工事の報告書の公表」、「人権侵害・地雷被害の公表」、「この発電所の補修を日本が行う必然性の公表」などを要請。この発電所は日本の戦後賠償で1960年に完成、ヤンゴン・マンダレーに送電している(以上概要)。ヤンゴンでは停電が続き市民は我慢を重ねてきた。最初の建設は日商岩井が担当、日本が補修しなければどこの国がするのか疑問。

2 件のコメント:

  1. 停電問題解消には、我が国が是非とも協力すべき、絶好のテーマだと思いますが…。
    K.A.

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  2. k,a,さん
    最近ヤンゴンでの停電の話はあまり聞きませんが、実情はどうなんでしょうかねえ。1年前には1日に数時間しか電気が来ないとか。産業が発達しない理由の一つでしたが。(N)

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