2012年3月17日土曜日

(1404)難民認定申請および処理数の推移

  1982年以降2011年までの難民申請に係る一次手続と異議手続に関する一覧表が全難連から表された。その表によると、2011年の一次手続の場合、申請数は1867件、難民認定数7件でなんと認定率が0.3%だ。年次別に見ると08年4.4%、09年1.2%、10年1.8%、(30年間の合計では4.6%)。だから、この0.3%が目立つ。入管側は、一次審査期間が6ヶ月以下に短縮されたと豪語するが、その結果がこの数字のようだ。また、一次審査で不認定になった人が異議手続で追加認定された例も僅か14人(1.6%)しかいない。一方未済の人は毎年増え続け、2600人に上っている。参考までに82年以降30年間の合計は、難民申請者は1万1754人だが、難民認定者は598人、人道配慮は1994人と極めて少ない。難民鎖国はいつまで続くのか。

2 件のコメント:

  1. 残念ながら、正に難民鎖国の状態ですな。
    ただし、「在特制度」による救済は、別途存在するわけですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    その通りです。難民とは認めないが、例えば20年以上日本にいたり、子供が小学校4年生までいたら在特がもらえるチャンスが多くなります。でも10数%どまり、申請者の8割強は何も資格がもらえません。

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