(2009年7月17日)
ちょっと古くなるが、パン国連事務総長がミャンマーを訪問して帰国する際、バンコクで「スーチーさんとの面会以外は軍政からは拒否されていない」と自分の成果を強調した旨7月6日の新聞に報道された。そのころは「国連トップ交渉成果なし」とか「国連外交手痛い誤算」、「国連外交の限界露呈」など痛烈なパン総長批判の声が上がっていた最中であった。私も実にいさぎよくない事務総長だなあと内心思っていた。ところが、14日の夕刊にミャンマー国連大使が安全保障理事会の席上で、パン事務総長の要請に応えて、収監者に恩赦を与える準備をしている旨発表した。「人道的な見地」と共に「来年の総選挙に収監者らが参加できるようにするため」と説明したという。パン事務総長はスーチーさんを含む全政治犯の解放を強く求めていたのだ。スーチーさんの収監問題を含め、この問題はいったいどう展開するのか。
軍政側も、一応は国連のメンツを立てた格好ですな。スーチーさんの件以外は…。
返信削除事務総長は、スーチーさんの収監問題が一刻も早く解決するよう、さらに努力すべきではないのかしら?
K.A.
k.a.さん
返信削除軍政は前回も刑務所内の囚人を恩赦で多数解放にしたことがありますが、そのほとんどが普通の犯罪者で、政治犯はほとんど解放されませんでした。2100人の政治犯が解放されるか疑問です。ましてスーチーさんにおいておや。(N)