(2009年7月3日)
国連のパン事務総長が今日東京から2日間の日程でビルマを訪問する。刑事訴追されて拘留中のスーチーさんの解放を軍事政権に働きかけるのが目的という。ビルマの民主化グループを始め、世界各国の有識者が彼の成果を大いに期待している。しかしだ。タンシュエ議長には会えても、スーチーさんに会えるかどうかは疑問だ、仮に会えたとしても彼女が釈放される可能性はゼロに近いのではないか。軍政側はスーチー氏の訴追を正当化するために、先日は最高裁まで利用して慎重に裁判する姿勢を示し、今回は国連事務総長にまで訴追の正当性を告げたとして、国際社会からの批判をかわす材料にするものと私は想像する。先導役のガンバリ氏の訪緬も成果が上がっていないようだ。軍政側は、すべての事前対策は終わったとして、ニタニタ笑いながらスーチー氏の裁判を始めるであろう。私はこのように見ている。
国連事務総長の訪問結果がどのようになるのか、一応注目されますな。
返信削除スーチーさんへの改善が、少しでもありますように!
K.A.
k.a.さん
返信削除今回は国連事務総長の訪緬を同時進行的にブログに載せましたが、私の予想通り、大失敗に終わりましたね。パン氏はタンシュエ議長を少しなめてかかった感じがします。今回の失敗は今後のビルマの動きに大きく影響するでしょう。(N)