2009年7月9日木曜日

(424)威勢と浪費の「王都」

(2009年7月9日)
  昨日の朝日には大きなスペースで威勢と浪費の「王都」ネピドーを歩くという見出しで、3年半前に遷都したネピドーの様子が掲載されていた。ネピドーは05年に移転開始、06年に正式に首都となり、39省庁が移り役人を中心に約20万人が住んでいる。本年3月にヤンゴンとの間に高速道路が一部開通し、所要時間は10時間から4時間に短縮された。市内の動物園は人影がまばらで平日は入場者が千人ぐらい、隣接するプラネタリウムは170席あるが平日は10人程度。市内は24時間電気が供給されているが、ヤンゴンでは1日6~18時間が停電、国民の平均月収は月100ドルと低く、資源は新首都に注がれ、他地域の窮乏に拍車がかかる。近郊の丘にはシュエダゴンパゴタを模したウパタサンティパゴタが出来上がった。が、大使館をヤンゴンからネピドーに移す国はない。遷都は国民を貧困に追いやってる。

4 件のコメント:

  1. 結局、軍事政権は、いずれ国民の支持が得られなくなり、崩壊する…?
    という推測は、おお甘なのかしら?
    K.A.

    返信削除
  2. かつて日本でも、遷都をしたけどあまりにその時代が芳しくなくてまたすぐ都をもどしたというのがありましたね、
    平城京じゃなくて何京でしたっけ。。。

    返信削除
  3. k.a.さん
    いずれはそうなるでしょうが、ここ当分(10年ぐらい)は軍事政権が続くでしょう。(N)

    返信削除
  4. stさん
    歴史にはトンと弱くて(涙目)、でも日本も結構遷都しましたね。セント君も頑張ってるようだし。京都から東京なんて大成功かも?次は栃木らしいですね。(N)

    返信削除