2012年4月27日金曜日

(1445)「変化」を探してヤンゴンをたずね歩く②

  アジアプレスの記事で(1430)の続編。今年の3月、4年ぶりに帰国した彼(イラワジ誌記者・元政治囚)は「政府は改革を叫んでいるが、本当かどうか人生をかけて証明したい」と覚悟を決めた。空港の入国審査では、職員から賄賂を要求された以外は、特に呼び止められなかった。帰国した現在もイラワジ誌記者として国内で取材し、記事を送っている。現在国内で発行されている週刊誌には、スーチー氏の動向や、少数民族との停戦協議の内容なども詳細に掲載されるようになった。彼によれば国内週刊誌の多くが、政府や軍に近い人物によって経営され、検閲当局は経営者が誰かによって判断しているという。彼はいま法の支配がある社会の実現をめざし、司法分野に取材の重点を置いている。彼はミャンマーの変化はいまだ表面的なものに過ぎないという。

2 件のコメント:

  1. 時間はかかるだろうけど、後戻りすることなく、民主化が進みますように…!
    K.A.

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  2. K.A.さん
    世界各国が支援に向かっているので、途中で後戻りは普通は考えられません。しかし、軍政側にはクーデーターという奥の手があるため、2015年過ぎまでは要注意でしょう。(N)

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