2008年5月20日火曜日

(4)「民政」なんて考える能力あるの?

(2008年5月15日)
  ビルマでは憲法制定のための国民投票が一部被災地域を除き5月10日に実施された。民政移管プロセスの第4弾とうたい上げ、最終目標は「新政府の発足、軍事政権からの移行」とある。ビルマでは長年軍事政権が続いたので国力が衰え、国民が疲弊しているため、軍事政権はあえて「民政移管」という言葉を使い出した。しかし「民主化」とは明らかに違う。「民主化」の意義が理解できない政治家=軍人が考え出すのはせいぜいこの程度のものか。「民政移管」を打ち出せば、「軍事政権」よりはイメージがよいので、少しは国民が納得し、諸外国も見直すであろうという甘い発想であろう。予定されている憲法には、大統領は軍人経験者、両院とも25%以上は軍人なんてあるので、軍事政権そのもの。国民や日本人カメラマンを射殺する政府に「民政」など考える能力あるの?(注:従来この欄は「軍政幹部よこの写真見て何想う」であったが都合により変更)。

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