2008年5月22日木曜日

(7)難民になりたいと言っても「帰れ!」

 (2008年5月21日)
 先日、品川入管に収容されているビルマ人女性から「助けてください」とのSOSが入った。話を聞くと収容され最初の審査のとき、「難民になりたい」と懇願しても係官は「帰れ!」「帰れ!」の一点張り、そして「ここにサインしろ」と強い口調でサインを促す。あまりの執拗さに根負けした彼女は、とうとう「帰国する」ところにサインしてしまった。しかし、その後、思い直した彼女が私に電話して「難民になりたい、帰国したくない、でもサインしてしまった。どうしたらよいか、助けて!」というSOSになった次第。私は直ちに入管当局と話し合ったが、結論は「第三者からの申立は受け付けない。本人が不服申立書に書いて提出せよ」というもの。この事件があった数日後、やはり新しく収容された女性から全く同じ内容のSOSが入った。どうやら、入管側の対応は常態化しているようだ。結局2人とも諦めて帰国する道を選んだが、入管側の対応はいかがなものであろうか?

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