2012年8月4日土曜日

(1544)ラカイン衝突に関するUNHCRの見解

  ラカイン州での宗教・民族対立に関するUNHCRの7月27日の見解は下記の通り(全難連情報)。①ラカイン州での12年6月の暴力の激化は、人命が失われ、相当数の住民が避難民となった。ミャンマー政府は非常事態宣言を出したものの、何千、何万ものラカイン州住民が逃亡を余儀なくされた。②7月25日現在、ラカイン族住民約6千人と、イスラム教住民5万3千人以上が国内で避難民となっており、イスラム教徒指定区域は増加している。③千人以上がバングラデシュに逃亡しようとしたが、バングラデシュ政府は国境を閉鎖、全員を送還した。逃げてきた人々の避難を認め、医療品や生活必需品を与えるべきである。④ラカイン州の状況が流動的なため、ラカイン州の全コミュニティの治安が回復するまでは、ラカイン出身者を、強制的に送還してはならない。

2 件のコメント:

  1. 例えば
    「バングラデシュ政府は、逃げてきた人々の一時避難を認め、国連は衣料品や生活必需品を支給する」というようなことはできないのかな?
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    バングラデシュ政府も貧しく、80万人と言われるロヒンギャ民族を助けることはできないようです。近隣のタイ、インドネシア、オーストラリアへも木造の小舟でたどり着きますが、各国政府は入国を拒否してます。日本政府も同様でしょう。国連の動きも鈍いです。私はイスラム教国への分散第三国定住がいいと思いますが。(N)

    返信削除