2008年10月26日日曜日

(168)気になる ビルマの海外戦略

(2008年10月26日)
  今朝の朝日新聞は、ビルマのニャンウイン外相が明日訪朝すると報じた。両国の関係はあまり報道されてこなかったが、昨年4月の国交回復以来外相の訪問は始めてで、閉鎖国家同士の交流が本格化している。外相のほか、ビルマのスポーツ大臣、空軍司令官、ヤンゴン市長らも相次いで北朝鮮を訪問しているらしい。しかし主目的は、北朝鮮側の武器や軍事技術をビルマのコメや食料、天然資源と交換するためといわれている。北朝鮮には「核」の技術があり、その技術がビルマに拡散されると大変なことになる。このほか、インターネット情報によれば、軍政はシンガポールとタイの企業と水力発電所を建設する覚書を交わした。また、ベトナム石油グループ(ペトロベトナム)とは、モッタマ湾の天然ガス鉱区で探鉱することに合意した。これらの国際事業がビルマ国民のためになるのか疑問だ。やはり民主化が必要だ。

2 件のコメント:

  1. ビルマが北朝鮮と親しくなるのは困りましたな。特に核疑惑問題では、全く同感!

    ところで、田村克己・根本敬編:暮らしがわかるアジア読本「ビルマ」の書物が、昨日到着。
    借り出し期間が2週間なので、政治、生活関連の記事を中心にして読み始めました。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    北朝鮮の外交手腕ってすごいねえ。アメリカを小ばかにし、いままた日本の重油支援をオーストラリアに肩代わりさせる?など、日本の面子も丸つぶれ、この外交テクニックをビルマが真似しだしたら、麻生・中曽根外交も太刀打ちできないかも? (N)

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