2014年1月3日金曜日

(2061)アセアン統合、消える国境、鉄道で長距離輸送、域内で分業

   12月31日の日経電子版より。アセアンが予定する2015年末の「アセアン共同体(AEC)」発足が、あと2年に迫った。域内関税撤廃をさらに進め、サービス分野の相互参入規制を緩和する。人口6億の大市場が統合により活性化するのは確実だ。国境が「消える」ことを期待し、企業も走り始めた。ホンダの樹脂部品工場のあるマレーシア・クアラルンプール郊外から、タイ・バンコク近郊の同社組立工場まで、1600㎞を鉄道を使って運搬している。日通は、これまでトラック輸送を請け負ってきたが、最近鉄道便を追加し、さらなる需要増に備える。15年末のAEC発足で、18年には域内関税はほぼ全廃される見込み。アセアン域内のGDPが、20年には4兆5千億ドルと、現在から倍増する可能性があるとの説もある。ニコンやトヨタ紡織も 域内生産分業を目指している。

2 件のコメント:

  1. AECの発足は、ミャンマーにとって追い風ですな。
    先輩各国に、早く追いついてほしい…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね。ミャンマーのインフラ整備と経済振興が急務。

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