2014年1月19日日曜日

(2077)国追われ、海を渡った味の切なさ

  今日(1月19日)の朝日・「日曜に想う」欄より、大野論説主幹のエッセイだ。難民支援協会(JAR)が昨年出版した「海を渡った故郷の味」についての所感だ。この本には45種の料理をカラー写真と共に紹介している。レシピを提供したのは、日本で暮らす15人の難民、異郷でくじけそうになる心を支えてきた一人ひとりのふるさとの味だ。JARの推計によると昨年の難民申請者は3千人を超えた。一昨年に難民として認定されたのは18人、申請数に対してわずか0.7%。数千人から万を超える認定をしている欧米とは桁違いだ。日本は積極的平和主義をアピールしているが、危険な場所から遥かな日本に助けを求めに来た人たちに、直接手を差し伸べるのをためらう。このどこが「積極的」なのだろうか。レシピに従い ミャンマー料理を作ってみた。少し切ない味がした。

2 件のコメント:

  1. 全く切ない思い…。
    郷土料理には癒されることでしょう。

    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    日本政府は難民(申請者)に対してあまりにも不親切だ。同じ人間なのに。

    返信削除