2009年4月10日金曜日

(334)面白い ビルマ国境ニュース

(2009年4月10日)
  今回の「BURMA BORDERLINE NEWS」には、私が日頃から気にしていた話題が載っていた。「私たちにとって軍事政権の選挙は好機だ」というちょっとショックなタイトル、発言したのはチン族の活動家ビクター・ビアック・リアン氏。「少数民族は軍事政権が推し進める選挙を承認していないが事態は進んでいる。そこで我々は選挙を承認しないが無視することもなく、国民に民主主義を教育するよい機会と捉えている。そして選挙以後も見据えて活動しなければならない。今回の選挙にボイコットを表明している組織もあるが、もしデモ活動をすれば軍政は悲惨な対応をするであろう。だから私たちは民衆がそういう手段に出ることを促さない、私たちの立場は、選挙を承認する立場とボイコットする立場の中間の立場である」と。この話題のほか、APCRBの総会・選挙風景、楽しいエッセーなど今回も話題満載、ぜひ読んでみては。

2 件のコメント:

  1. チン族リアン氏発言の関連事項として、日経の記事を下記します。(日経夕刊2009.4.10付、1面より引用)
    <対ミャンマー援助凍結解除へ>
    「ミャンマーは、10年の総選挙実施で軍政から民政への移行を予定しており、日本は民主化への全進がみられるとして経済協力を再開する方針だ。…
    外務省筋によると、麻生首相は10年の総選挙で全政党が参加する公正な総選挙と着実な民主化の進展をテイン・セイン首相に求める。…」
    全政党参加の総選挙が渇望されますな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    日経記事ありがとうございました。
    今日も書きましたが、アメリカでも経済制裁の可否がいろいろ論じられていますが、日本はいち早く援助凍結解除でしょうね。たぶんオバマ政権もその方向で動くでしょう。
    在日ビルマ人民主化・反政府グループの落胆ぶりも徐々に大きくなるのでは?  (N)

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