2013年9月2日月曜日

(1937)読了190冊目:「泰緬鉄道」

  副題は「機密文書が明かすアジア太平洋戦争」、吉川利治著(大阪外国語大学タイ語専攻教授)、2011年1月・雄山閣発行、360頁、3800円+税。目次は、1.南方へ向かう日本軍鉄道隊、2.泰緬鉄道建設計画、3.ビルマ占領とタイとの建設交渉、4.泰緬鉄道は軍用か民用か、5.鉄道隊の組織と建設基地、6・タイ人労務者とバーンボーン事件、7.連合国捕虜、8、捕虜の行軍と労働、9、疫病に倒れる捕虜、10.タイ国内外のアジア人労務者、11.クラ地域横断鉄道、12.泰緬鉄道完了の頃の日本軍・捕虜・労務者、13.泰緬鉄道の運行・機能、14.戦後の泰緬鉄道と戦争裁判。本書はタイ語に詳しい著者が、1990年にタイ国立公文書館で日本軍関係の機密公文書を調査した時に始まる。帰国後 著者は 関連する膨大な資料を駆使し、まとめ上げた労作。

2 件のコメント:

  1. 有益で立派な労作。関係者には大へん役立つでしょう。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    泰緬鉄道については、多くの類書が発行されているが、当時のタイ国政府と日本軍とのやり取りが明らかになり、詳細を知ることができた。

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