2013年7月8日月曜日

(1882) 読了177冊目:「ビルマの少数民族」

  副題は「開発、民主主義、そして人権」(世界人権問題叢書№20)、マーティン・スミス著、高橋雄一郎訳、1997年7月・明石書店発行、225頁、2600円+税。目次は、第1章:歴史の惨状、第2章:ビルマの民族的多様性、第3章:支配戦略~強制移住と強制労働、第4章:紛争の影響~危機にある国土と民族、第5章:前進への道~多様性の中の統一。著者はイギリスのジャーナリスト。ミャンマーの多様な民族を指して著者はタベストリー(色糸で風景などを織り出した壁掛け)という。ビルマ族をはじめ、チン(ミゾ)族、カチン族、カレン族、カレンニー族、モン族、ナガ族、ラカイン族、(ロヒンギャ)、シャン族(パラウン族、パオ族、ワ族、ラフ族)、さらに中国人とインド人。そしてこれら多様な民族を抑圧・支配する政府(SLORC)を解説。コラムが多く、親切な構成。

2 件のコメント:

  1. なるほど、ビルマの少数民族問題は、大へん大きな課題であり、簡単には解決できませんな。
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    民主化や経済問題は何とか前進してますが、民族問題や宗教問題はなかなか進みません。
    時間が必要かもしれませんね。

    返信削除