2013年7月30日火曜日

(1904)アジア成長の限界(2)

  7月29日の朝日の続き。タイで不法滞在者を合法化すれば、最低賃金制が適用される。それでも財界が合法化を推進するのは、帰国されることへの危機感だ。労働者は仕事さえあれば、母国に帰りたいと思っている。11年10月の洪水で大打撃を受けた後も、日本からタイへの投資は続く。その一方で、ラオスやカンボジアに工場を出す日系企業が多い。「タイプラスワン」が普通に表現されるようになってきた。ベトナム南部のタンロック村は「台湾の島」と呼ばれ、多くのベトナム女性が、仲介業者を通じて台湾人と結婚してきた。人口3万人の村から、過去10年間で、およそ1500人が外国に嫁いだ。Aさん夫妻の娘2人も、12年前台湾人に嫁ぎ、娘たちの送金で家を建てた。が、今後30年間に男性230万~430万人の結婚相手がいなくなり限界が見えてくる。

2 件のコメント:

  1. 成長のひずみで色々と問題が起こって、大へんですな。
    いずれも対策が採られ、早急に解決されることが望ましい…。

    K.A.



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  2. K.A.さん
    国の盛衰は、いろいろな角度からチェックし、予測することが必要。
    しかし国に余力がないと出来ない。安倍さんよ、よろしくね。

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