2010年9月20日月曜日

(861)ミャンマーの人権問題 国連の調査委で

(2010年9月20日)
  9月14日の朝日新聞の「私の視点」欄にヒューマンライツウオッチ日本代表の土井香苗氏が、「ミャンマー問題・人権確立を国連調査委で」と書いていた。ミャンマーでは半世紀以上にわたって国軍が深刻な人権侵害を犯してきた。民間人に対する意図的な攻撃、女性や少女への性暴力、拷問、少年兵の徴用、強制追放や強制移住、対人地雷の使用などだ。一方、カレン族、カレンニー族、シャン族、ワ族などの反政府武装組織も強制労働、少年兵徴用、地雷使用など、深刻な人権侵害に手を染めてきた。国連総会で19回も非難決議が出されたがミャンマー当局はやめる様子はない。国連特別報告者のキンタナ氏は国際法に違反する恐れがあるとして国連調査委員会設立を提案、既に欧米が支持している。日本政府も今こそ国連のミャンマー調査委員会への支持を表明し、人権問題でリーダーシップを発揮すべきだ。

2 件のコメント:

  1. なるほど、「国連調査委員会設立」支持は、管改造内閣として格好のテーマとなりますな。万難を排して推進すべき…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    私も同じように考えますが、日本は米英と違いビルマに関与しながら友好的に接する独自の外交姿勢をとっています。菅内閣でもたぶん「国連調査委員会」設立には賛同しないのでは。(N)

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