2014年2月1日土曜日

(2090)ミャンマー改憲具体案なし

  2月1日の朝日新聞より。副題は「調査委報告書、不信感広がる」。ミャンマー国会は31日、2008年に軍事政権が制定した現憲法の改正の方向性を検討してきた憲法調査委員会の報告書を受け、了承した。与党・軍主導で書かれた報告書には、具体的な改正案や、勧告が含まれておらず、野党には体制側への不信感が広まった。この委員会は昨年7月に設置。両院議員計109人で発足したが、与党が52人、軍人議員が25人。野党側メンバーによると、報告書の作成を含め、委員会の運営は与党側が主導したという。報告書には、「ほぼすべての条項に関して様々な意見があり、まとまらない」と指摘。「何の議論を優先するかを連邦議会が決めるべきだ」と述べるにとどまった。これに対し「与党側には改憲の意志が感じられない」と、野党側に失望が広がっている。

2 件のコメント:

  1. 改憲は極めて重要かつ難しい問題。
    折角の調査委員会報告なので、議会で最重要課題に絞るべきでは…?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    その通りです。しかし軍政側が長年努力して作成した、そして国民投票で認められた憲法を、簡単に変えることに躊躇するのは当然です。突破口の一つは、15年の総選挙の結果でしょう。

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