2008年12月17日水曜日

(220)恐ろしい一覧表だった

(2008年12月17日)
  いま私は「モウタウチェ」誌12月号を見ている。私は辛うじてビルマ語文字は読めるが、恥ずかしいけど文章はお手上げだ。頁をめくっていくと4頁にわたる一覧表が目に入った。人の名前があって数字が書いてある。ビルマの雑誌には、よく寄付してくれた人の名前と金額が書いてあるのだが、それは次の頁にあるし、どう見てもそれとは違う。何か分かる言葉はないかと探しているうちに、「シェーネー」が4人並んでいた。「弁護士」だ。さらに人名を見ていくうちに「ミンコーナイン」「コーコージー」の名前が読めた。そうだ、これは本年11月に軍政による不法裁判で、刑罰を受けた民主化活動家138名の一覧表なのだ。刑期の長い人は65年、弁護しようとした弁護士までが、法廷侮辱罪で投獄、なんとも恐ろしい表だったのだ。昨年秋の平和的なデモ行進の裁判の結果だ。民主主義、人権のかけらも見えない不当裁判だ。

2 件のコメント:

  1. 何とまあ、恐ろしい国ですな。
    全く民主化活動家はお気の毒…!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    民主化を願う平和な国民や僧侶に、発砲したことは許されないと思います。来年の総選挙までにうるさい連中を抑え込むのが軍政側の狙い、というか、これからは軍政幹部の命が危ないので、必死なのだと思いますが。(N)

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