2013年12月6日金曜日

(2033)争奪ミャンマー③ 軍政の負の遺産引きずる

  12月6日の朝日より。ヤンゴン空港は国際便が増えたにもかかわらず、その搭乗口は五つだけ、年310万人の旅客数は、270万人の処理能力を大きく上回る。政府は50キロ北東に新空港を建てる計画だが、それでもヤンゴン空港の拡張は急務だ。処理能力を600万人に増やす方針という。入札の結果、地元のアジアワールドと中国企業の連合体が落札、日本政府の巨額支援を後ろ盾に参加した豊田通商と中部国際空港の企業連合は敗れた。この結果について地元紙は不正の可能性を指摘していた。落札したアジアワールドは、麻薬王ローシンハンの企業グループで軍政に協力してきた。同社は、首都ネピドー建設などに資金を投じたという。軍事政権の「遺産」は新生ミャンマーに影を落とす。もう一つ、日本の存在を脅かす事態が起きつつある。隣の中国だ。

2 件のコメント:

  1. なかなかの非常事態。
    「緊褌一番」、総力を挙げて頑張る時ですな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    中国は隣国の大国であり、軍政時代からミャンマーを支援し続けた国、おまけに政商が絡んでおり、やむを得ないと思う。

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