2013年12月13日金曜日

(2040)読了215冊目:「ミャンマー移行経済の変容」

 副題は「市場と統制のはざまで」(IDE-JETRO研究双書№546)。編者は藤田幸一(京都大学東南アジア研究所助教授)、2005年10月・アジア経済研究所発行、341頁(横組み)、3900円+税。本書は、平成15年度及び16年度にアジア経済研究所で実施された「ミャンマー市場経済化の変遷と展望:軍政15年を振り返って」研究会の学術的成果であり、多くの表を紹介している。目次(要点)は、序章:ミャンマーにおける市場経済化と経済発展構造、1.対外開放後のミャンマーの資本蓄積、2.ミャンマーにおける貨幣・インフレーション・為替相場の関係、3.移行経済下の金融センター、4.軍政下の対外経済関係展開、5.開放経済移行下の農業、6.市場経済移行期の米流通、7.市場経済化と農業労働者、8.市場経済移行と都市雑業層。やや 専門的だ。

2 件のコメント:

  1. 軍政時代の経済政策の功罪については、特に重要でしょうな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    学術論文の集大成であり、やや難解、でもよくまとまっていると思います。

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