2013年8月3日土曜日

(1908)ミャンマー和平会合、今月末に

  8月3日の朝日。ミャンマー政府と、少数民族武装組織の連合体である統一民族連邦評議会(UNFC/加盟11組織)の恒久平和に向けた2回目の会合が、8月最終週にタイ北部チェンマイで開かれる見通しとなった。UNFCが2日に開いた記者会見で明らかにした。UNFCと政府側代表との初会合は2月に開かれたが、実質的進展は見られていない。UNFCはワ族やコーカン族など非加盟の少数民族組織も集めた初の「民族会議」を1日までの4日間チェンマイで開催。真の連邦制導入のため新憲法制定を目指すなど政府側との交渉方針を決めた。次の会合で政府側に伝えるという(以上)。ミャンマーが抱える2つの問題のうち「民主化」の方は経済発展を中心に進んでいるが、この「少数民族問題」はやっと第一歩を踏み出した感じ。ビルマ族による妥協が必要。

2 件のコメント:

  1. やっとここまで来ましたか。
    ミャンマー政権としては、解決に向けて譲歩をして欲しい…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    イギリス時代は、カレンやモン民族を優遇していたのに、そのしっぺ返しで、いまはビルマ族が優位な民族、役所でも軍隊でも昇進の速いのはビルマ族です。少数民族の多くは、ビルマ民族と同等の立場を要求している。とても難しい問題です。ミャンマー政権(=ビルマ族)が折角勝ち得た優位な立場を献上するとはちょっと考えにくいです。

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