2013年10月7日月曜日

(1973)読了197冊目:「ビルマのゼロファイター」

    副題は「ミャンマー和平実現に駆ける一日本人の挑戦」。著者は井本勝幸(僧侶・難民支援活動家)、2013年9月・集広社発行、244頁、1500円+税。著者は4輪駆動の愛車をゼロファイター(戦中の「ゼロ戦」を意味する)と名付け、独立以来60年以上にわたって、内戦が続く多民族国家ミャンマーを単身駆けめぐり、UNFC(統一民族連邦評議会)を設立、ついに政府との和平対話にまでこぎつける痛快な書。最終章で簡単に触れているが、本年4月2日のニュースでは、笹川陽平ミャンマー国民和解担当 の案内で、UNFC議長ら少数民族代表23人が来日し、安倍首相と30分会談したとある。和平実現のために前進している。目次は、「カレン州潜入記」、「モン州潜入記」、「カレン族宗教者平和会議」、「農場奮戦記」、「禁煙のような停戦」、「逆転へ」 と続く。

2 件のコメント:

  1. 実行力のある立派な人物。是非とも和平が実現しますように…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    読んだときは、自分の功績を訴えすぎていると思ったが、UNFCのことは新聞にも取り上げられているので、すごい人物だなあと感心する。

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