2013年6月9日日曜日

(1853)ミャンマー、企業が直面する軍事政権の負の遺産

  6月7日の日経電子版。ミャンマー政府は30ある油田・ガス田の入札を行うが、金融サービス業がほとんどなく、銀行口座を所有するのは人口の10%程度。このため28の外国銀行が事務所を構えているが、まだ調査の域。通信業も規制されていたので、今回12社が最終選考に残った。観光業界も客がやっと百万人を突破した程度で、フランスのアコーホテルズは、ヤンゴン・マンダレー・ネピドーに大規模ホテルを建設中。ミャンマーのパゴダは観光価値があり、将来2千百万人の観光客を予想している。改革を担当する各省庁は、必要な法律の多くをすでに起草し̪承認された。為替レートも改善した。労働組合を合法化する新法も承認された。電力、道路などのインフラを考えると、慎重な姿勢を崩さない日本は賢明だ。軍出身の官僚による汚職も、大きな問題だ。

2 件のコメント:

  1. 負の遺産は、想像以上に大きいでしょうな。
    「急がば回れ」ということが、大切なのかな?
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    負の遺産はすべての分野にわたっていると思います。その結果、
    東南アジアでは最貧国のトップがミャンマーです。逆に言えば、
    今後正しい政治が行なわれば、急成長が可能です。

    返信削除