2013年6月29日土曜日

(1873)ラカイン州民族対立 衝突1年避難14万人

   6月29日の朝日。標記の見出しのほか「イスラム教徒 州都脱出」、「憎悪膨らます仏教徒」と続く。シットウェ―中心部から車で20分、武装警官隊が駐屯するゲートがあり、その先は「仏教国ミャンマー」の雰囲気は一変、白い帽子、ひげの男性、スカーフで頭を覆う女性、すべてがロヒンギャ―の人たちだ。昨年6月の衝突の際、ロヒンギャ族は全員この地区に逃げた。今なお避難民キャンプで生活し、一帯はロヒンギャの大居住区と化した。衝突前のシットウェ―の人口の3~5割がロヒンギャ族、だが両民族が混在する地区は、衝突で家屋がほとんど焼失、広大な土地は放置されたままだ。住民を帰還させれば再び衝突が起きる懸念がある。ロヒンギャに対するラカイン側の憎悪は高まる一方だ。州政府高官の一人は「今は民族を分断して治安を守るしかない」と。

2 件のコメント:

  1. 相互に感情的になっており、冷却期間が必要ですな。
    互いに「隠忍自重」、「相互憐み」の心が大切では…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    ラカイン地区に住んでいたミャンマー人の話では、20年前までは両民族は仲良く暮らしていたようです。
    今回のような険悪な状況になったのはつい最近からのようです。イスラム教徒と仏教徒、それぞれの宗教に「たすけあい」の教えはないのかしら。

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