副題は「ネーウイン体制下の国家と軍隊 1962‐1988」、著者は中西嘉宏、(京都大学東南アジア研究所、地域研究叢書20)、2009年6月・京都大学学術出版会発行、321頁、4200円+税、横組み。目次は、序章:ビルマにおける長期軍政とネーウイン体制、第1章:帝国の辺境(近代ビルマにおける国民国家建設と暴力機構)、第2章:ビルマ式社会主義の履歴(国家イデオロギーの形成と軍内政治)、第3章:未完の党国家(ネーウインとビルマ社会主義計画党)、第4章:官僚制を破壊せよ(行政機構改革と国軍将校の転出)、第5章:「勝者総取り」の政治風土(政治エリートのプロフィール分析)、第6章:兵営国家の政軍関係(ネーウインによる国軍の掌握とその限界)、終章:結論(ネーウイン体制の崩壊と新しい軍事政権の誕生)。幅広く重厚な学術書。
2013年6月15日土曜日
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立派な学術書ですな。
返信削除ネーウィン体制は、随分長かったなあ。
K.A.
K.A.さん
返信削除ネーウインは国民から尊敬されることなく最後は哀れでした。
そのあとはタンシュエの時代ですが、彼が現在の体制を築きあげたので、
もっとでしゃばっていいかと思うが、テインセインに譲ってからは、その後は静か。
立派というのかしら。