写真:宇田有三(写真家)、2005年10月・財団法人アジア・太平洋人権情報センター発行、104頁、2000円+税。内容は、「都市(まち)に暮らす」26点、「信仰に暮らす」14点、「田舎(いなか)に暮らす」40点、 合計80点の写真からなる。著者は軍政側に逮捕される危険性を承知の上で、ビルマ民衆の生きざまを写し続けた。その中でも2つの事件の写真は貴重なものであろう。一つは2003年9月、ヤンゴンの病院前で20数人の若者による静かなデモの光景だ。目の前の病院には、スーチー氏が入院していたという。もう一つは、2003年4月に出会った国内避難民の存在だ。タイ国境に逃げた難民の実情はよく知られているが、国内避難民の姿を撮った写真は珍しい。写真の他、コラムや年表もあり親切だ。いままで見られなかった風景も多数あり面白い。
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国内避難民の姿とは珍しい。
返信削除さすが人権情報センターの発行書ですな。
K.A.
K,A.さん
返信削除国を出た難民も大変ですが、国内に残っている難民も大変です。早く武力弾圧の無い平和な世界をみんなで作りたいです。