副題は「タイの売春宿へ人身売買されるビルマの女性たち」、藤目ゆき監修、編集者:アジアウオッチ、女性の権利プロジェクト、ヒューマンライツウオッチ、訳者:古沢加奈、アジア現代女性誌1。2006年11月・明石書店発行、258頁、3000円+税。人身売買によってタイに連れてこられ、性的奴隷として働かされている何千人ものビルマの女性たち。その実情を、30人の女性と少女へのインタビューから得た情報をもとに学術的に紹介している。彼女らの家庭はいずれも貧しく、斡旋屋の甘言によって40~800ドルで人身売買される。タイに連れ出されて一度売春宿に入れられると、逃げ出すこともできない監視下に置かれ、1日に10人以上の客をとっても、借金は返せない仕組みとなっている。警察も入管も頼りにならないこの仕組みを明らかにし世に訴えている。
2013年6月24日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
かつてのわが国でも、ありましたな。
返信削除この悪弊が早く解消されますように!
K.A.
K.A.さん
返信削除1996年、私がこの分野に入りだしたころ、ヤンゴンのホテルで日本人男性が買春する例が多くみられ、
反対する運動もおこしました。現在どうなってるか分かりませんが、あまり聞かなくなった感じです。