新日本語の基礎Ⅰ及びⅡの主な内容をビルマ語に訳した書籍。海外技術者研修協会編、1998年・スリーエーネットワーク発行、Ⅰは151頁、1505円+税で以前の日本語能力試験4級クラス用で、Ⅱは135頁、1553円+税で、同じく以前の3級クラス用。本冊は漢字かなまじりの日本語で構成されており、日本で技術研修生として働く外国人向けのテキストとしては有力な一冊といえる。ここで紹介する分冊は、ミャンマー人向けのもので、本冊の補助としてビルマ語に翻訳されている。母語で解説しているので、日本語の理解促進に役立つものと思われる。また発音練習用にカセットテープも用意されている。なお、この種のテキスト類は、学ぶ人たちの努力が必要であり、同時に指導する日本人の熱意も大切といえる。この分冊Ⅰ・Ⅱが有効に使われることを祈る。
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この本が、ビルマの若人の日本語習熟に大きく貢献しますように…。
返信削除K.A.
K.A.さん
返信削除ビルマ語訳の付いた日本語教科書は珍しく、ミンガラ日本語教室でも当初はこの教科書を使用して教えていました。ただ、技術研修生用であり、一般的でない部分があったため、途中で使用を中止した経過があります。私にとって懐かしい書籍です。