(2010年9月22日)
引き続きロヒンギャー問題について述べる。ビルマ・アラカン地方に住んでいるビルマ人(仏教徒)の知らないうちに、数十万人単位の外国人(イスラム教徒)が忽然と現れるということは住民にとって脅威な出来事であった。正式にロヒンギャー族という名前が出たのは僅か60年前の出来事である。上智大学の根本教授は、①アラカン王国時代(14~17世紀)にベンガルやペルシャなどからの移住者の子孫、 ②19世紀の英領期以降のベンガル(チッタゴン)からの移住者の子孫、③1948年独立以降のベンガルからの移住者とその子孫 の三つの系譜があるとして、それぞれが結婚などで重なり合い、最終的にその一部が現在のロヒンギャーと名乗る民族になったのではと推測してる。ビルマ人の多くは①を除外して考えているようだが、果たして真実は? なお日本の裁判ではビルマ・ロヒンギャー族と称している。
なるほど、国連で取り上げるべき大きな課題ですな。
返信削除悪いけど、日本人であることの有難さを痛感することしきり…。
K.A.
k.a.さん
返信削除ロヒンギャー問題は1950年以降に突然沸き起こった問題で、国連もなかなか動けないでしょう。特に日本人は小数民底問題に弱く、主導権が取れないと思います。
また、国連内部でも、イスラムはテロリストという風潮があり、すんなり進まないと思います。しかも軍事政権の背後には中国・ソ連がいるので・・・・。