(2010年9月2日)
1991年ビルマ人難民として来日したティッ・ター監督の標記の映画の上映会が南大塚ホールで行われたという。私は見ていないが聞くところによると、出演者は皆在日ビルマ人で、ナルギス・サイクロンの悲惨さと、軍事政権の無能さを訴えているらしい。撮影は東京近郊の江戸川河川敷で行われたが、エヤーワディー川とイメージがよく似ており、約70人の出演者も好演したと聞く。ところが最近出演者の中から金銭上のことで楽しくない噂が流れてきた。ビルマ人社会の噂好きはよく知られているが、軍事政権が正しい情報を国民に流さないから、どうしても国民は噂に頼らねばならない。それからもう一つ、軍事政権は他人を信用することを教えていない。このため在日ビルマ人の間でも、「彼はスパイだ」というような声を時々聞く。暖かく優しい目で他人を認めてあげる雅量が必要だ。もちろん日本人にも当てはまるのだが。
やはり信仰心が大切ですな。
返信削除仏教では「慈悲の心」、キリスト教でいえば
「神は愛なり」といったところかな…。
K.A.
k.a.さん
返信削除ビルマ人は日本人より信仰心はあついといえます。問題は、出来上がった映画の収益を被災者に贈るという考えに対して、映画制作に携わった出演者にも相応の出演料があってしかるべきという要求が出たようです。難しい問題です。(N)